夏と花火と私の死体

Heresy2007-02-24



死体が語り部の、他に類を見ないような作品(夏と花火と私の死体)と、仕えている家の奥様を一目見ようとする女性の話(優子)。

――夏と花火と私の死体
斬新ですよねぇ、死体が語り部なんて。
全体的に、怖い、で済ませることができる話。だけど、怖い、で済まされない話。
妹も怖いが、兄も怖い。緑さんも・・・・・・。
兄妹と一緒に死体を隠してる感じになって、見つかりそうになるときはこっちもどきどきします。
結末は想像もつかない感じですね。

――優子
ご主人はいかれてる。
あの実は、あそこでとった物なのだろうか。
最後は、あれ、ご主人と同じ状態になってしまったってこと?

一言:
やっぱり乙一さんは天才です。